日本歴史地名大系 「大丹生浦」の解説 大丹生浦おにううら 福井県:福井市旧丹生郡地区大丹生浦[現在地名]福井市大丹生町・白浜(しらはま)町小丹生(こにう)浦の北にあり、一光(いかり)川の河口、日本海に面する漁村。東に丹生山地が迫る海岸段丘下に位置する。天正一二年(一五八四)八月三日付の丹羽長秀領知目録(土佐国蠧簡集残篇)に、「四拾壱石七斗三升七合 大丹生村堤組」とある。江戸時代は福井藩領で、正保郷帳によれば田方二四石余・畠方二九石余。寛政三年(一七九一)の亥歳高家人馬御改請帳(松本家文書)によると家数六九(高持四二・雑家二七)、人数三五八人、馬二九疋、漁舟四艘、小舟二艘。ほかに「諸役御免家枝白浜」として雑家一五軒、男女九〇人、漁船六艘を記す。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by