大乗教(読み)だいじょうきょう

精選版 日本国語大辞典 「大乗教」の意味・読み・例文・類語

だいじょう‐きょう‥ケウ【大乗教】

  1. 〘 名詞 〙 仏語大乗の教え。または、大乗経典に説く教え。菩薩の成仏得果を示す教えで、三論・法相・華厳・天台・真言・律・浄土・禅・法華などの諸宗はこれに属する。大乗。
    1. [初出の実例]「就開三即有二。第一八行三句偈、明小乗教是方便、第二従有仏子心清以下三行半偈。明三中大乗教是方便」(出典法華義疏(7C前)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android