大井埠頭(読み)おおいふとう

日本歴史地名大系 「大井埠頭」の解説

大井埠頭
おおいふとう

[現在地名]品川区八潮一―五丁目、大田区東海一―六丁目

品川区の南品川・大井地区から大田区の不入斗いりやまず地区にかけての地先の海を埋立てて築造された埠頭で、面積七九二ヘクタール(品川区六七九ヘクタール、大田区一一三ヘクタール)。東京港の一画をなす。埋立工事は昭和一四年(一九三九)に東京市の京浜けいひん運河開削計画として始められたが、日中戦争から第二次世界大戦へと戦争の拡大によって停滞し、同一八年三月末で打切りとなった。戦後の高度成長のなかで東京港の拡張・整備に迫られ、東京港改訂港湾計画(数次の改訂があった)が作成され、工事の再開が決定されたが、そのためには内湾漁業者との間で全面的な漁業権放棄の協定を結ぶ必要があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む