大井戸郷(読み)おおいどごう

日本歴史地名大系 「大井戸郷」の解説

大井戸郷
おおいどごう

和名抄大井郷の後に成立したとみられる中世の郷。「火戸郷」とも記される。「吾妻鏡」建久元年(一一九〇)四月一九日条に「大井戸加納」とみえ、小泉こいずみ御厨(現可児郡御嵩町)などとともに伊勢内宮役夫工作料未進が幕府に訴えられ、幕府は右兵衛督(一条能保)にその旨伝えることを約束している。小泉御厨同様、源頼朝の妹の能保妻が給主であったと思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android