大伝新田(読み)だいでんしんでん

日本歴史地名大系 「大伝新田」の解説

大伝新田
だいでんしんでん

[現在地名]豊浦町大伝

真木まぎ山の北麓、太田おおた川の沿岸に位置し、北はいけはた村、東は荒町あらまち村・小坂おさか村。元禄一二年(一六九九)の新田開発年限届出帳(新発田市立図書館蔵)に正保二年(一六四五)の開村とある。寛文七年(一六六七)と推定される御領内見分之書付(貴船家文書)によれば川北組に属し、家数六・人数三七。福島ふくしま(現豊栄市)とのかかわりもあり、宝暦三年(一七五三)の福島潟菱蓮根取御役銭取立帳(市島継志会蔵)によれば、一人の農民が銭一五文を藩に納入していた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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