大伴像見(読み)おおともの かたみ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大伴像見」の解説

大伴像見 おおともの-かたみ

?-? 奈良時代官吏
天平宝字(てんぴょうほうじ)8年(764)藤原仲麻呂(恵美押勝(えみの-おしかつ))の乱の功で従五位下をさずけられ,神護景雲(じんごけいうん)3年左大舎人助(ひだりのおおとねりのすけ)となり,のち従五位上にすすむ。「万葉集」に5首の歌がおさめられている。名は形見,方見ともかく。
格言など】一瀬には千たび障(さは)らひ逝く水の後にも逢はむ今ならずとも(「万葉集」)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android