神護景雲(読み)ジンゴケイウン

関連語 ほうき

精選版 日本国語大辞典 「神護景雲」の意味・読み・例文・類語

じんごけいうん【神護景雲】

  1. 奈良時代、称徳天皇の代の年号。天平神護三年(七六七)八月一六日、慶雲祥瑞により改元。神護景雲四年(七七〇)一〇月一日、宝亀(ほうき)と改めた。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本の元号がわかる事典 「神護景雲」の解説

じんごけいうん【神護景雲】

日本の元号(年号)。奈良時代の767年から770年まで、称徳(しょうとく)天皇の代の元号。前元号は天平神護(てんぴょうじんご)。次元号は宝亀(ほうき)。767年(天平神護3)8月16日改元。慶雲の祥瑞(しょうずい)により行われたとされる(祥瑞改元)。769年(神護景雲3)に宇佐八幡宮(うさはちまんぐう)神託事件が起こった。弓削道鏡(ゆげのどうきょう)が、宇佐八幡託宣を受けて皇位を得ようとしたとされる事件で、神託の確認に赴いた和気清麻呂(わけのきよまろ)により道鏡の野望は阻止された。翌年、称徳天皇が病死すると道鏡は急速に力を失い、下野国の造下野国薬師寺別当に左遷され、772年(宝亀3)に赴任地で没した。

出典 講談社日本の元号がわかる事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む