大俣村下番(読み)おおまたむらしもばん

日本歴史地名大系 「大俣村下番」の解説

大俣村下番
おおまたむらしもばん

[現在地名]熊野市飛鳥あすか大又おおまた

小俣こまた村の北にあり、大又川上流の川沿いに点在する。下大又とも記す。慶長六年(一六〇一)検地帳(徳川林政史蔵)に「大俣村」と記されている。江戸時代初期北山組に属する。のち上番かみばん・下番の二村に分れ、元禄一四年(一七〇一)から享保八年(一七二三)にかけて新田検地が行われた(「奥熊野北山組大俣村下番新田改帳」徳川林政史蔵など)。大俣・小俣両村の産土神として飛鳥明神社があったが、明治四三年(一九一〇)小坂こさか飛鳥神社に合祀された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排他的経済水域

略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...

排他的経済水域の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android