大力谷村(読み)だいりきだにむら

日本歴史地名大系 「大力谷村」の解説

大力谷村
だいりきだにむら

[現在地名]三和町大力谷

羽出庭はでにわ村へ向けて開ける細長い谷に立地。村名は村内の八幡神社蔵の獅子頭陰刻銘に、「大力谷八幡御宝前 元亀二未年八月十三日 願主大力谷村長尾政義」とみえる。元和五年(一六一九)の備後国知行帳に記す村高は二五九石七斗四升八合であるが、三次藩の行った明暦二年(一六五六)検地では二三五石余に減っている(「三吉郡大力村地平帳」三和町役場蔵)。享保七年(一七二二)写の三次郡覚書(広島大学蔵)によると、戸口は三七軒で一六一人、牛一七・馬八。宝永五年(一七〇八)八月、広島藩では世羅三谿みたに郡一五ヵ村、一千二〇〇人が広島城下へ押寄せる事件があったが、それに先立つ閏正月二三日、三次藩でも板木組九ヵ村三四七人が三次町へ押寄せ強訴した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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