大及村(読み)おおきゆうむら

日本歴史地名大系 「大及村」の解説

大及村
おおきゆうむら

[現在地名]美山町大字盛郷もりさと

つるおか一九ヵ村の一。由良川の支流棚野たなの川の最上流に位置し、若狭(高浜)街道に沿う。四方を山に囲まれ、北は堀越ほりこし峠を越すと若狭の棚橋たなはし(現福井県遠敷郡名田庄村)。古代は「和名抄」に記す弓削ゆげ郷に属する地。鎌倉時代末期には弓削庄の一部であったが、のち野々村ののむら庄に包含されたともいわれる。室町中期には一時管領細川氏領となったというが(大正一二年「京都府北桑田郡誌」)確証はない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android