日本歴史地名大系 「大和三―一〇号墳」の解説 大和三―一〇号墳やまとさん―じゆうごうふん 奈良県:奈良市佐保・佐紀地区法華寺村大和三―一〇号墳[現在地名]奈良市法華寺町航空自衛隊奈良基地内に所在し、ウワナベ古墳の陪塚の位置にある。昭和一六年(一九四一)に三・四号墳の墳丘の一部が削平されて遺物類が収集されている。同二一年に再び周辺の整地工事があり、五号墳の発掘と六号墳の遺物採集が行なわれた。平成六年(一九九四)周辺の再調査が行なわれて五号墳などの位置が確認され、新たに以下のことが判明した。三号墳は径九・四メートルの円墳。円筒・蓋・盾・動物形埴輪をもつ。四号墳は径一〇・六メートルの円墳。須恵器・滑石製模造品・鉄製U字型鍬先・鉄斧・鉄剣・鉄鏃・鉄鉾などが出土。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by