大和沢村(読み)おおわさわむら

日本歴史地名大系 「大和沢村」の解説

大和沢村
おおわさわむら

[現在地名]弘前市大和沢・狼森おいのもり千年ちとせ二―四丁目

弘前城下の南、土筆つくし森の北西端にある。北東原ヶ平はらがたい村、東は小栗山こぐりやま村、西南一渡いちのわたり村、北西は小沢こざわ村に続く。村の東を大和沢川が北流する。

天文年間(一五三二―五五)の津軽郡中名字に「大麻をヽあさ」とあり、大和沢村をさすと思われる。

正保二年(一六四五)の津軽知行高之帳の平賀ひらか郡に村名があり、村高一五九・〇一石、うち田方は一四四・六九石。寛文四年(一六六四)の高辻帳でも村高は変わらない。貞享四年(一六八七)検地帳によれば、村高二五一・五四一石、うち田方一三〇・三二二石、畑方一二一・二一九石。田位は上田から下々田まで、斗代は上田が一・一石と低い。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android