大団円(読み)ダイダンエン

精選版 日本国語大辞典 「大団円」の意味・読み・例文・類語

だい‐だんえん‥ダンヱン【大団円】

  1. 〘 名詞 〙 小説、劇などの終わり、または最終のこと。特に、最後がめでたくおさまること。おおぎり。
    1. [初出の実例]「水滸後伝〈略〉第四十回荐故歓燈同宴楽 賦詩演戯大団円」(出典随筆羇旅漫録(1802)二)
    2. 「ゲーテの死は、光栄に充ち満ちた完成、悦ばしき大団円として受けとられはするが」(出典:森鴎外(1954)〈高橋義孝〉二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の大団円の言及

【カタストロフィー】より

…ものごとの破局,大詰め,大団円のこと。原義ギリシア語のkatastrophēは〈下にくつがえす〉という動詞に由来し,転倒や破滅を意味する。…

※「大団円」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android