大堂村(読み)おおどうむら

日本歴史地名大系 「大堂村」の解説

大堂村
おおどうむら

[現在地名]諸富町大字大堂字大堂・橋津はしづ

筑後国道海島どうかいじま(現福岡県大川市)と大堂川をもって境する堤塘集落。北を佐賀江さがえが流れ、水運に恵まれる。中世には河副かわそえ庄に含まれた地であったと思われる。

慶長絵図に「大堂 高千三百五十二石六斗七升四合」とあり、正保絵図に村名がみえる。天明三年(一七八三)の郷村帳には大堂村の小字として渡場・古賀永仁寺・野町・戌亥隅・木下の名がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android