大塚節治(読み)オオツカ セツジ

20世紀日本人名事典 「大塚節治」の解説

大塚 節治
オオツカ セツジ

大正・昭和期の神学者 元・同志社大学総長。



生年
明治20(1887)年3月3日

没年
昭和52(1977)年11月18日

出生地
広島県

学歴〔年〕
ユニオン神学校,コロンビア大学〔大正4年〕卒

学位〔年〕
文学博士〔昭和24年〕

経歴
同志社善通学校卒後、渡米してユニオン神学校、コロンビア大学に学び、帰国後同志社大学神学部助教授キリスト教倫理学研究の先達の一人として組織神学も講じた。教授の後、文学部長、学長を経て昭和25年総長事務取扱、26年第13代総長となった。新制移行の同志社諸学校の校舎、施設の充実発展に尽力、38年退任した。著書に「基督教倫理学序説」「基督教人間学」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大塚節治」の解説

大塚節治 おおつか-せつじ

1887-1977 大正-昭和時代の神学者。
明治20年3月3日生まれ。同志社普通学校から同志社神学校へすすむ。大正元年渡米してユニオン神学校などでまなぶ。9年同志社大教授,昭和25年総長。わが国のキリスト教倫理学の基礎をきずいた。昭和52年11月18日死去。90歳。広島県出身。旧姓は沖田。著作に「基督(キリスト)教倫理学序説」「基督教人間学」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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