大宮盆栽(読み)おおみやぼんさい

知恵蔵mini 「大宮盆栽」の解説

大宮盆栽

埼玉県さいたま市(旧大宮市)で作られている盆栽のこと。関東大震災(1923年)を契機とし、東京・千駄木に数多かった植木職人たちが大宮に移住。それにより大宮で盆栽が盛んとなり、一帯は9軒ほどの盆栽園を擁し「大宮盆栽村」と称するようになった。2010年には、世界初となる公立の「さいたま市 大宮盆栽美術館」も同市内にオープンした。さいたま観光国際協会では、15年3月14日~22日、フランス・パリに大宮盆栽のアンテナショップ「OMIYA BONSAI in Paris」を開く予定で、会場は雑貨店の1階(約35平方メートル)。市内の盆栽園からカリンの盆栽を持ち込む他、ヨーロッパにある盆栽を3鉢展示する。また盆栽園「松雪園」(同市北区)園主による剪定(せんてい)のデモンストレーションを行い、商談スペースも設けて、大宮盆栽ブランドを世界に発信、輸出拡大を目指す。さらに17年には、さいたま市で「世界盆栽大会」が開催される予定となっている。

(2015-1-15)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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