大寧衛(読み)たいねいえい(その他表記)Da-ning-wei; Ta-ning-wei

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大寧衛」の意味・わかりやすい解説

大寧衛
たいねいえい
Da-ning-wei; Ta-ning-wei

中国,明代の軍隊編制である衛所の一つで,遼の中京大定府,金の北京大定府。元代に大寧路と改め,明代に大寧衛が設けられた。靖難の変に際し,当地に封じられていた寧王権が燕王 (のちの永楽帝 ) に襲撃されると,その地は燕王に味方したウリヤンハイ (兀良哈) に与えられ,以来モンゴルハラチン (喀喇沁) 部の拠るところとなった。すなわち熱河の平泉赤峰朝陽などの県の地である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語 靖難

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む