赤峰(読み)せきほう

百科事典マイペディアの解説

赤峰【せきほう】

中国,内モンゴル自治区南東部の都市。京通鉄路(北京〜通遼)と葉赤鉄路(葉柏寿〜赤峰)の交差点に位置する交通の要衝で,付近の物産の集散地。1961年内モンゴル自治区から遼寧省に編入されたが,1979年再度内モンゴル自治区に編入された。なお付近にある赤峰遺跡は興安嶺以東の彩陶文化の代表的遺跡として知られる。124万人(2014)。
→関連項目白塔子

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世界大百科事典 第2版の解説

せきほう【赤峰 Chì fēng】

中国,内モンゴル自治区南東部の市。人口97万(1994)。北東の英金河畔に赤褐色の山があることからその名がある。モンゴル名ウラン・ハダUlaan Had(赤い山)。古くから,満州,モンゴル,中国本土の諸地方を結ぶ交通要地で,三国時代には烏桓(うがん),鮮卑,隋・唐代には契丹など諸民族の拠点となったが,18世紀初め清朝の支配下に入り,以後しだいに漢族居住者が増加,1778年(乾隆43),はじめて赤峰という漢名の県が設置された。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

赤峰
せきほう

中国、内モンゴル自治区ウランハド(赤峰)市付近にある新石器時代から青銅器時代の遺跡。代表的なものは1935年に日本の東亜考古学会が調査した紅山後(こうざんこう)遺跡で、二期に分けられた。彩陶、粗陶、石斧(せきふ)、石包丁、石犂(いしすき)、石鍬(いしくわ)、細石器を伴う第一期文化は紅山文化に属し、黄河流域の仰韶(ぎょうしょう)文化の影響を受けている。第二期文化は、解放後の1960年に夏家店(かかてん)遺跡を調査した結果、性質のまったく異なる2種の青銅器文化であることがわかった。赤褐色磨研壺(つぼ)、鬲(れき)、鉢、環状石斧、袋穂(ふくろほ)の青銅斧の鋳型を出す住地は、夏家店下層文化に属し、殷(いん)代に並行する。紅陶の鬲、壺、有孔石斧、骨錐(こっすい)、銅鏃(どうぞく)、銅釦(どうこう)、銅環(どうかん)、小玉などの副葬品を伴う多数の箱式石棺(せきかん)墓は、夏家店上層文化に属し春秋戦国時代に相当する。[横田禎昭]

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世界大百科事典内の赤峰の言及

【管玉】より

… 日本では管玉の材料に緑色の碧玉を多く用いていることを,《万葉集》巻三に〈竹玉(たかだま)をしじに貫き垂り〉などというのが管玉をさすらしいことと結びつけて,管玉の起源を竹玉に求める説がある。しかし,内モンゴル赤峰の紅山後遺跡の管玉には,白色の鳥骨製品と黒色の滑石製品とを混用するものがあって,管玉の祖形が竹玉のみでないことを教えている。【小林 行雄】。…

※「赤峰」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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