百科事典マイペディアの解説
赤峰【せきほう】
→関連項目白塔子
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中国、内モンゴル自治区ウランハド(赤峰)市付近にある新石器時代から青銅器時代の遺跡。代表的なものは1935年に日本の東亜考古学会が調査した紅山後(こうざんこう)遺跡で、二期に分けられた。彩陶、粗陶、石斧(せきふ)、石包丁、石犂(いしすき)、石鍬(いしくわ)、細石器を伴う第一期文化は紅山文化に属し、黄河流域の仰韶(ぎょうしょう)文化の影響を受けている。第二期文化は、解放後の1960年に夏家店(かかてん)遺跡を調査した結果、性質のまったく異なる2種の青銅器文化であることがわかった。赤褐色磨研壺(つぼ)、鬲(れき)、鉢、環状石斧、袋穂(ふくろほ)の青銅斧の鋳型を出す住地は、夏家店下層文化に属し、殷(いん)代に並行する。紅陶の鬲、壺、有孔石斧、骨錐(こっすい)、銅鏃(どうぞく)、銅釦(どうこう)、銅環(どうかん)、小玉などの副葬品を伴う多数の箱式石棺(せきかん)墓は、夏家店上層文化に属し春秋戦国時代に相当する。
[横田禎昭]
… 日本では管玉の材料に緑色の碧玉を多く用いていることを,《万葉集》巻三に〈竹玉(たかだま)をしじに貫き垂り〉などというのが管玉をさすらしいことと結びつけて,管玉の起源を竹玉に求める説がある。しかし,内モンゴル赤峰の紅山後遺跡の管玉には,白色の鳥骨製品と黒色の滑石製品とを混用するものがあって,管玉の祖形が竹玉のみでないことを教えている。【小林 行雄】。…
※「赤峰」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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