靖難(読み)セイナン

精選版 日本国語大辞典 「靖難」の意味・読み・例文・類語

せい‐なん【靖難】

  1. 〘 名詞 〙 国の危難をしずめて国を安んじること。乱を鎮定すること。〔新撰字解(1872)〕
    1. [初出の実例]「伏水東台の戡乱奥羽凾舘の靖難等を以て配論し」(出典:郵便報知新聞‐明治九年(1876)一一月一三日)
    2. [その他の文献]〔新唐書‐陸贄伝〕

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普及版 字通 「靖難」の読み・字形・画数・意味

【靖難】せいなん

兵乱を鎮める。また、明の靖難の変。〔続文献通考、帝系考二、成祖文皇帝〕(いみな)は棣、太の第四子なり。洪武三年、燕王に封ぜらる。元年七、兵を擧げて反し、を以て名と爲し、四年~京師に入り、自立してと爲る。

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世界大百科事典(旧版)内の靖難の言及

【靖難の変】より

…建文帝は落城に際し,兵火のなかに没したが,悲運の皇帝への同情から,帝の生死については数々の風説が伝わっている。なお,靖難というのは,挙兵にあたり,燕王が〈君側の奸を除き,皇室の難を靖んずる〉という名目を掲げたことにもとづく。【寺田 隆信】。…

※「靖難」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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