大対盧(読み)だいたいろ

世界大百科事典 第2版の解説

だいたいろ【大対盧】

朝鮮古代の高句麗の最高官職の一つ。大対盧は6世紀中ごろに設置された。その前身の対盧は,2世紀では一品官職の相加につぐ第2等の官職名で,五部(五族・五部)の部長らが任命された。大対盧は高句麗王が任命する官職ではなく,勢力の強い者がその職についた。大対盧は貴族連合体制の頂点にたち,貴族会議を運営するとともに,国政全般を執行する職務で,その任期は3年であるが,重任することができた。しかし,貴族間の話し合いがつかないと,それぞれ私兵を動員して戦い勝者が大対盧となった。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

終末時計

アメリカの科学雑誌『ブレティン・オブ・ジ・アトミックサイエンティスツ』が毎号表紙に掲げている「地球最後の日」までの時間を表示する時計。核戦争の危機を訴え,1947年に初めて登場。米ソ冷戦の終結を迎えて...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android