大屋徳城(読み)オオヤ トクジョウ

20世紀日本人名事典 「大屋徳城」の解説

大屋 徳城
オオヤ トクジョウ

明治〜昭和期の仏教史学者 大谷大学教授。



生年
明治15(1882)年7月20日

没年
昭和25(1950)年11月25日

出生地
福岡県三潴郡七ツ家村(現・柳川市)

学歴〔年〕
早稲田大学文学科哲学専攻〔明治39年〕卒

学位〔年〕
文学博士(東京帝大)〔昭和22年〕

経歴
真宗大谷派養福寺に生まれる。明治44年真宗大谷大学図書館長、大正7年臨済宗大学教授、昭和6年大谷大学教授を歴任。韓国、中国に渡り、日本仏教史、特に奈良仏教史についての研究で業績を残した。著書は「通俗仏典物語」「釈迦」「仏教各宗に於ける聖徳太子の信仰」「凝然国師年譜」「石山写経選」「三本対校三階仏法」(2冊)「寧楽古経選」(2冊)「寧楽刊経史」「日本仏教史研究」(全3巻)「金沢遺文」「高麗経蔵雕造攷」「寧楽仏教史論」「東大寺史」、「大屋徳城著作選集」(全10巻 国書刊行会)など多数。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大屋徳城」の解説

大屋徳城 おおや-とくじょう

1882-1950 明治-昭和時代の仏教史学者。
明治15年7月20日生まれ。真宗大谷大図書館長となり,大正2年から東大寺勧学院,比叡山(ひえいざん)専修院などの講師をつとめる。この間,朝鮮・中国の仏教史跡を調査。昭和6年大谷大教授。奈良仏教を研究した。昭和25年11月25日死去。68歳。福岡県出身。早大卒。著作に「日本仏教史研究」「東大寺史」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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