日本歴史地名大系 「大屋沼」の解説 大屋沼おおやぬま 秋田県:横手市大屋寺内村大屋沼大屋寺内(おおやてらうち)の南の方にあり、元和年間(一六一五―二四)餅田(もちだ)村(新藤柳田(しんどうやなぎだ)村の別名)が灌漑用水として、寺内村の山麓に山の流水を集める周囲三六町の大屋沼を造った。この水によって餅田村の田地六〇〇石が水不足から解放された(雪の出羽路)。大正以降、この沼で養鯉業が営まれ、秋田県内需要の半分を満たすほどになった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by