大屋町
おおやちよう
面積:一三八・二九平方キロ
養父郡の南西部を占め、東は養父町、北東は八鹿町、北は関宮町、西は氷ノ山(須賀ノ山、一五〇九・八メートル)を境に鳥取県八頭郡若桜町、南は宍粟郡一宮町・波賀町に接する。氷ノ山に源を発する大屋川が町域の北部を東流し、一宮町境から北流してきた明延川が加保地区で大屋川右岸に注ぐ。養父町で国道九号から分れた主要地方道八鹿―山崎線は大屋川沿いに西進して大屋市場に達し、明延川沿いに南下して富土野トンネルを抜けて一宮町に至る。大屋市場からそのまま大屋川沿いに西進する道が主要地方道大屋―波賀線で、若杉峠越で波賀町に至る。町域は近世初頭には羽柴長秀(秀長)領、天正一三年(一五八五)前野長康(長泰)の所領となり、文禄四年(一五九五)には出石(現出石町)に入部した小出吉政(のち出石藩主)の所領となる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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