大山神社跡
おおやまじんじやあと
[現在地名]川辺町入野
大山(一一五・三メートル)の東麓に鎮座していたが、現存しない。大山祇命・木花咲耶姫命を祭神とした。旧村社。「続風土記」は「社伝を失ひ後世其説区々なり」として次のように記す。
<資料は省略されています>
近世には疱瘡から守る神として信仰され、宝永年中(一七〇四―一一)には徳川吉宗より神領一二石の寄進を受け、その例は廃藩まで続いた。大正二年(一九一三)土生八幡神社(現川辺町)に合祀され、現在、旧社地は柑橘園となっている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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