大廻村(読み)おおばむら

日本歴史地名大系 「大廻村」の解説

大廻村
おおばむら

[現在地名]印旛村大廻

岩戸いわと村の北、西印旛沼の北方台地上に位置し、北は造谷つくりや村、角田つのだ(現本埜村)。オオハサマともいい(元禄郷帳など)大迫とも書く(天保郷帳など)。慶長七年(一六〇二)と推定される検地帳(川砂家文書、以下断りのない限り同文書)には印西いんざい庄大迫村とあり、田畑屋敷の合計反別一〇町五反余。寛永一五年(一六三八)の関台新田一件訴状では旗本井上領、高九〇石余。この一件は造谷村と両村境にある田地の所有をめぐって争論となったもので、境に当村の用水があることから当村の所有地として決着した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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