大御前(読み)オオキオマエ

デジタル大辞泉 「大御前」の意味・読み・例文・類語

おおき‐おまえ〔おほきおまへ〕【大御前】

身分の高い人の中でも年齢地位が上のほうの人を敬っていう語。
「―の御覧ぜざらむほどに」〈浮舟

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「大御前」の意味・読み・例文・類語

おおき‐おまえおほきおまへ【大御前】

  1. 〘 名詞 〙 年齢的に、また家族構成上、上位にある貴人を尊敬していう語。
    1. [初出の実例]「『若宮の御前に』とて卯槌(うづち)まゐらせ給ふ。おほきおまへの御覧ぜざらん程に、御覧ぜさせ給へとてなむと」(出典源氏物語(1001‐14頃)浮舟)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排他的経済水域

略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...

排他的経済水域の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android