大悲の弓(読み)ダイヒノユミ

デジタル大辞泉 「大悲の弓」の意味・読み・例文・類語

だいひ‐の‐ゆみ【大悲の弓】

仏・菩薩が慈悲の心で衆生煩悩悪魔降伏ごうぶくさせるのを、弓にたとえていう語。
「―には智恵の矢をはめて」〈謡・田村

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関連語 御手 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「大悲の弓」の意味・読み・例文・類語

だいひ【大悲】 の 弓(ゆみ)

  1. 仏菩薩などの大慈悲をもって悪魔を打ち払うのを弓にたとえていう語。
    1. [初出の実例]「千の御手(みて)ごとに、大悲の弓には智慧の矢をはめて一たび放せば」(出典:光悦本謡曲・田村(1428頃))

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