大掃除(読み)オオソウジ

デジタル大辞泉 「大掃除」の意味・読み・例文・類語

おお‐そうじ〔おほサウヂ〕【大掃除】

[名](スル)
大がかりに行う掃除
もと春秋の2回、各戸で大がかりに行った家の内外の掃除。 春》
やっかい者などを取り除いて、すっきりとさせること。「異端分子の大掃除をする」
[類語]清掃掃除

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「大掃除」の意味・読み・例文・類語

おお‐そうじおほサウヂ【大掃除】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 大規模に行なう掃除。特に、春秋二回平常手のとどかない家の隅々までも清掃すること。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「大掃除をして、此二階を奇麗にするのだから」(出典:多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前)
  3. すっきりした状態にすること。特に、反対者、じゃまものなどを追いはらうこと。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の大掃除の言及

【掃除】より

…しかしはたきとよばれるようになるのは明治になってからで,江戸時代には〈采払い〉〈ちり払い〉とよんでいた。 掃除といえば年一度の大掃除,煤(すす)払いも重要である。〈煤掃き〉という語がすでに927年(延長5)完成の《延喜式》に見える。…

※「大掃除」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android