大杉新田(読み)おおすぎしんでん

日本歴史地名大系 「大杉新田」の解説

大杉新田
おおすぎしんでん

[現在地名]栃木市大町だいちよう嘉右衛門町かえもんちよう泉町いずみちよう昭和町しようわちよう

嘉右衛門新田村の北、例幣使街道沿いに立地する。北から東にかけては平柳ひらやなぎ村。嘉右衛門新田村を隔てた平柳新地ひらやなぎしんち(平柳村のうち)などに当村飛地がある。延享三年(一七四六)平柳村より分村(日向野徳久文書)、同村西部の大ぬかり沼の北東部に常陸国阿波あば(現茨城県稲敷郡桜川村)大杉神社の分霊を勧請して祀ったことから村名が生じたと伝える。天保郷帳では高一四石余。初めは旗本神尾領、宝暦三年(一七五三)からは幕府領と旗本徳永領の相給(森戸孝雄文書ほか)で、幕末に至る。改革組合村では家数五二。旧高旧領取調帳では幕府領一五石で徳永知行分は八石余。


大杉新田
おおすぎしんでん

[現在地名]六日町大杉新田

四十日しとか村の北、東は奥村おくむら新田・蓑和島みのわじま村、北は寺尾てらお村、西は山地。慶長五年(一六〇〇)下倉したぐら(現北魚沼郡堀之内町)落城のとき、城主小倉氏の縁者が来て開発したという(南魚沼郡誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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