大杜御祖神社(読み)おおもりみおやじんじや

日本歴史地名大系 「大杜御祖神社」の解説

大杜御祖神社
おおもりみおやじんじや

[現在地名]寝屋川市高宮 大将軍

式内社。祭神は天万魂命。旧村社。地元ではおくの宮ともよぶ。「延喜式」神名帳の古写本である金剛寺本には「高宮太神祖神社」、九条家本には「高宮太社祖神社」とあり一定していない。享保八年(一七二三)の版本では「高宮大社おほもりの祖神社」と記しており、近世に入ってからは「高宮大杜祖神社」(河内志・河内名所図会)と記されるようになった。社名は、当社の北西にある式内社高宮神社の祖を祀ってあることに由来すると思われる。現在地の社殿のすぐ南東に高宮廃寺東塔の礎石があり、当社の拝殿がその西塔の位置にあたる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android