大森智弁(読み)オオモリ チベン

20世紀日本人名事典 「大森智弁」の解説

大森 智弁
オオモリ チベン

昭和期の宗教家 弁天宗宗祖;智弁学園園長。



生年
明治42(1909)年

没年
昭和42(1967)年2月

出生地
和歌山県

本名
大森 清子

経歴
父の事業失敗のため13歳で紡績女工となり、昭和3年奈良県上市の大師堂堂守・大森智祥と結婚。4年夫は養父の死により五条市の真言宗十輪寺住職を継いだ。9年神がかりし、弁才天の神示を受けて十輪寺内に弁才天を祀る。14年加持祈禱師の資格を取ったが、治安維持法違反容疑などで2度留置された。27年弁天宗(本尊弁才天)を立宗、29年十輪寺近くに大和本部如意寺を創建、39年大阪茨木市に大阪本部を完成した。教義未完のまま、その予言と祈禱を求める信者一人一人に面接と「お授け」を続けた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大森智弁」の解説

大森智弁 おおもり-ちべん

1909-1967 昭和時代の宗教家。
明治42年3月31日生まれ。紡績工場ではたらき,19歳で大森智祥と結婚。昭和9年夫が住職をつとめる奈良県五条町の真言宗十輪寺で弁才天の神示をうけ,27年弁天宗をひらく。29年如意寺を創建。39年大阪府茨木(いばらき)市に大阪本部をおいた。同年智弁学園を設立。昭和42年2月15日死去。57歳。和歌山県出身。旧姓吉井本名は清子。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「大森智弁」の解説

大森 智弁 (おおもり ちべん)

生年月日:1909年3月31日
昭和時代の宗教家。智弁学園園長
1967年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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