日本歴史地名大系 「大楽寺跡」の解説 大楽寺跡だいらくじあと 神奈川県:鎌倉市浄明寺村大楽寺跡律宗、胡桃山千秋大楽寺と号した。はじめ浄明寺(じようみようじ)の胡桃(くるみ)ヶ谷(やつ)にあったが、永享元年(一四二九)二月に永安(ようあん)寺が焼亡したさい類焼し(喜連川判鑑など)、のち二階堂の覚園(にかいどうのかくおん)寺参道沿いに移転した(覚園寺古図)。開山は公珍(鎌倉鷲峯法流伝来記)、創建年次は未詳。貞和六年(一三五〇)鋳造の大楽寺鐘(現厚木市浅間社蔵、県指定文化財)銘によれば、文保元年(一三一七)に伽藍を興隆したとみられる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by