大橋流(読み)オオハシリュウ

精選版 日本国語大辞典 「大橋流」の意味・読み・例文・類語

おおはし‐りゅうおほはしリウ【大橋流】

  1. 〘 名詞 〙 御家流(おいえりゅう)の一派。大橋重保(龍慶)、その子重政の始めた書風で、重政が幕府書吏であったため公文書に広く用いられた。
    1. [初出の実例]「白露を置て見てから手を直す 大橋流の筆をおっとり」(出典:俳諧・西鶴大矢数(1681)第五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の大橋流の言及

【大橋竜慶】より

…翌年法印に叙され式部卿と称す。その書風は長子の長左衛門重政に引き継がれ大橋流として大成され,広く近世を通じて用いられた。【橋本 政宣】。…

※「大橋流」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む