日本歴史地名大系 「大毛寺村」の解説 大毛寺村おおもじむら 広島県:広島市安佐北区大毛寺村[現在地名]安佐北区可部(かべ)町大毛寺・可部町虹山(にじやま)今井田柳瀬(いまいだやなせ)村の北東に位置し、北に福王寺(ふくおうじ)山、南に茶臼(ちやうす)山(二二九・七メートル)がそびえ、その中を大毛寺川が北西から南東へ貫流する。上流が勝木(かつぎ)村、下流が両四日市(よつかいち)村。この川沿いに庄原街道が通る。古くは重吉(しげよし)村といったが、後に大文寺(おおもじ)と改め、さらに大毛寺としたという(芸藩通志)。重吉の地名は建武三年(一三三六)六月二八日の守護代沙弥恵一宛行状写(福王寺文書)に「可部庄内重吉名主職事」、延文四年(一三五九)一一月二二日の武田氏信安堵状写(同文書)に「福王寺領安芸国可部庄内重吉名事」とみえる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報