最新 地学事典 「大河原橄欖岩体」の解説
おおがわらかんらんがんたい
大河原橄欖岩体
Ogawara peridotite body
長野県下伊那郡大鹿村大河原東方約2kmに産する東西約1km,南北3.5kmのかんらん岩体。三波川変成岩中に岩床状に貫入。おもにダナイトとウェールライトからなり,単斜輝石斑れい岩・角閃石単斜輝石斑れい岩・角閃石岩などを伴う。ダナイトはかんらん石・クロム鉄鉱および少量の単斜輝石と角閃石からなる。黄灰~暗灰色の光沢をもち比較的新鮮。ウェールライトは単斜輝石を約10~30vol%,一部にソーシュライト化した斜長石も含む。蛇紋岩化が著しく,かんらん石はほとんど残っていない。どの岩石種にも直方輝石をほとんど含まないこと,比較的Feに富んでいることなどが特徴。飯泉滋(1968)命名。
執筆者:飯泉 滋・高澤 栄一
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

