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[遺跡]
鄭州の遺跡は,新石器時代から殷~戦国時代を経て,明代におよんでいるが,とくに市街区とその周囲に存在する殷代の諸遺跡が1950年以降発見され,古代文化研究のうえから脚光を浴びるようになった。鄭州地区では25ヵ所ほどの新石器時代遺跡が知られているが,鄭州市北東郊の柳林公社大河村に存在する大河村遺跡は1964年に発見され,仰韶文化後期の彩陶を出土する標準遺跡として知られる。河南竜山文化に属する遺跡は比較的多く,牛砦,王(からおう),二里岡,馬荘などの遺跡が知られている。…
※「大河村遺跡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」