20世紀日本人名事典 「大浜石太郎」の解説
大浜 石太郎
オオハマ イシタロウ
明治〜昭和期の陸軍少将
- 生年
- 明治16(1883)年1月31日
- 没年
- 昭和6(1931)年1月20日
- 出生地
- 愛媛県周桑郡壬生川町
- 学歴〔年〕
- 陸士〔明治36年〕卒,陸大〔大正2年〕卒
- 経歴
- 雑貨および醬油醸造を家業とする富商の二男として生まれる。陸軍地方幼年学校を経て、明治35年陸軍士官学校に入学、36年卒業して、37年陸軍少尉となり日露戦争に従軍、中国各地を転戦した。陸軍戸山学校教導大隊付から、43年陸軍大学校に入学し、大正2年卒業。この間、明治45年歩兵大尉。大正6年歩兵少佐となり、陸軍歩兵学校教官、歩兵第79連隊大隊長、陸軍歩兵学校教導連隊大隊長、教育総監部付などを歴任。11年中佐となり欧州出張を命じられ、翌12年8月帰国。慶応義塾大学服務などを経て、14年大佐に進み、近衛歩兵第4連隊長、昭和4年第11師団参謀長を務め、5年陸軍歩兵学校付となる。機関銃隊の創設とその教育訓練に業績を残し、その真摯な努力は「機関銃か大浜か」と謳歌された。病没後の昭和6年8月、少将に昇進。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報