大瀛(読み)だいえい

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大瀛」の解説

大瀛 だいえい

1759-1804 江戸時代後期の僧。
宝暦9年1月2日生まれ。浄土真宗安芸(あき)(広島県)報専坊の慧雲に師事し,京都西本願寺学林で真宗学をまなぶ。新義派の智洞の説を批判する古義派を代表して,文化元年江戸で智洞と対決したが,勝利をみることなく同年5月4日没した。46歳。安芸出身。俗姓は森。名は廓亮。号は芿園,天城,金剛庵,瑞華など。著作に「浄土真宗金剛錍」「真宗安心十諭」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の大瀛の言及

【築地本願寺】より

…堂宇は火事や暴風雨などの災害にたびたびあい,現在のインド風建物は1934年の造営。境内に画家で俳人の酒井抱一や,真宗内部の教義論争〈三業惑乱(さんごうわくらん)〉に活躍した僧大瀛(だいえい)の墓などがある。【千葉 乗隆】。…

【筒賀[村]】より

…JR可部線,中国自動車道,国道186号線が通じる。なお,江戸中期の浄土真宗の学僧で教義統一に大きな働きをした大瀛(だいえい)は当地の出身。【清水 康厚】。…

※「大瀛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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