大父(読み)タイフ

精選版 日本国語大辞典 「大父」の意味・読み・例文・類語

たい‐ふ【大父・太父】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 祖父。おおじ。
    1. [初出の実例]「与余先太父。同学相友善」(出典日本詩史(1771)三)
    2. [その他の文献]〔史記‐留侯世家〕
  3. 父のように、かわいがり育ててくれる大きな存在
    1. [初出の実例]「羅瑪〈略〉教事に於ては欧邏巴法教中の大父とす」(出典:輿地誌略(1826)三)

おお‐てておほ‥【大父】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「てて」は父の意 ) 祖父。おおじ。じじ。
    1. [初出の実例]「やや、おほててがおはしたりけるを知らで」(出典:栄花物語(1028‐92頃)衣の珠)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「大父」の読み・字形・画数・意味

【大父】たいふ

祖父。

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