大生神社(読み)おおうじんじや

日本歴史地名大系 「大生神社」の解説

大生神社
おおうじんじや

[現在地名]潮来町大生

国鉄鹿島線延方のぶかた駅から北浦湖畔を北に約一〇キロ、大賀おおがの坂を登った台地上に鬱蒼とした老木に囲まれて鎮座する。祭神は建御雷之男神。社伝では古代の意富(多・大・飫富などとも記す)一族の奉斎社という。旧郷社。

創立年代については二説があり、明治七年(一八七四)の当社棟札の由緒書は「御鎮座しこと神代の大古昔なり、神護景雲二年和州城上郡春日の里に御遷幸、大同元年二月十一日藤原氏東征御護として此の里に御遷還、同二年同国見目の浦当鹿島郡に御遷幸の御跡を別宮と御称し大御神の分け御魂を斎き奉りき」と記し、太古から同地に鎮座したとする。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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