20世紀日本人名事典 「大石秀典」の解説
大石 秀典
オオイシ シュウテン
- 生年
- 明治36(1903)年9月24日
- 没年
- 平成8(1996)年10月22日
- 出生地
- 福岡県北九州市
- 出身地
- 山口県
- 学歴〔年〕
- 東京帝大文学部印度哲学科〔昭和4年〕卒
- 経歴
- 大正の初期、東京・世田谷中学校、青葉高女などで教諭を務め、14年頃、夏目漱石の「坊っちゃん」をA・スパン、内山貞三郎らとドイツ語に共訳、刊行した。曹洞宗の僧籍を持ち、昭和5年には水野弘元と一切経「阿毘曇心論」「雑阿毘曇心論」を共訳した。戦後は法務府特別審査局に勤め、宗教関係を担当。26年新日本宗教団体連合会(新宗連)の初代事務局長となり、専務理事、のち事務総長。国際宗教研究所常務理事、世界宗教者会議日本委員会委員を兼務。新宗教の社会的地歩向上に尽くした。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報