大福田村(読み)おおふくだむら

日本歴史地名大系 「大福田村」の解説

大福田村
おおふくだむら

[現在地名]五霞村大福田

利根川南西岸に所在。南は小福田こふくだ村。かつては村内を南北に細長く延びる湿地帯が存在した。古くは小福田村と一体であったと考えられる。天正二年(一五七四)古河公方足利義氏料所目録(喜連川文書)の「古河・関宿之間」に「大福田 石塚大」とあり、石塚氏の支配を受けた。江戸時代は下総関宿藩領で、寛文一一年(一六七一)の関宿領茂右衛門御代官場石高覚帳(松本好司文書)によれば本高一五五・二五一石のほかに九一・二五三石があり、合計村高二四六・五〇四石。天保九年(一八三八)の葛飾郡五拾四ケ村組合諸商渡世向取調書上帳(同文書)によれば高二六一・五〇四石のうち一五石は朱印地。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android