大自在王菩薩(読み)だいじざいおうぼさつ

精選版 日本国語大辞典 「大自在王菩薩」の意味・読み・例文・類語

だいじざいおう‐ぼさつ‥ワウ‥【大自在王菩薩】

  1. 仏語浄土二十五菩薩一つ八幡宮本地という。
    1. [初出の実例]「今は護国霊験威力神通大自在王と申」(出典:観智院本三宝絵(984)下)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大自在王菩薩」の意味・わかりやすい解説

大自在王菩薩
だいじざいおうぼさつ

浄土 25菩薩の一つ。八正道を示し,衆生苦界から救う菩薩。神仏習合により八幡神の本地とされた。

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世界大百科事典(旧版)内の大自在王菩薩の言及

【神像】より

…こういう思想は各地に神宮寺の建立となり,延暦(782‐806)以降は神に菩薩号をつけることが行われた。宇佐八幡神に大自在王菩薩,多度神には多度大菩薩など,その好例といえる。また同時に神前で読経を行うようになった。…

※「大自在王菩薩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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