コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

苦界 クガイ

3件 の用語解説(苦界の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

く‐がい【苦界】

《「苦海」から》苦しみの多い世界。生死を繰り返して流転するこの世。人間界。
遊女のつらい境遇。公界(くがい)。「苦界身を沈める

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

くがい【苦界】

仏教語。すべての衆生の苦しみが無限であることを海にたとえて苦海(くかい)という。例,〈我,諸ノ衆生ヲ見ルニ,苦海ニ没在セリ〉(《法華経》寿量品)。この海に界の字をあてて苦界とする。例,〈極楽世界に行きぬれば,長く苦界を越え過ぎて〉(謡曲《実盛》)。近世になると,遊女の境遇に多く用い,公娼のみならず私娼にも用いる。〈苦界とは見えぬ廓(くるわ)の夕景色〉(《柳多留》72)。江戸時代では奉公契約の年限は最長10年,遊女奉公も同じで〈苦界十年〉という語が生まれる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

くがい【苦界】

〘仏〙 苦しみや悩みの多い世界、すなわち人間世界。
〔「公界くがい」を「苦海」の意にとって〕 遊女のつらい境遇。遊女の世界。公界くがい。 「 -に身を沈める」 「生まれ故郷のなじみの中で-をするも亦よからう/人情本・梅児誉美

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

苦界の関連キーワード無限集合苦しみ死苦四生の苦輪衆生済度大悲菩薩塗炭の苦しみ仏子生みの苦しみ衆苦

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

苦界の関連情報