大船津村(読み)おおふなつむら

日本歴史地名大系 「大船津村」の解説

大船津村
おおふなつむら

[現在地名]鹿島町大船津

北浦沿岸の低地にあり、東は宮中きゆうちゆう村、北西爪木つまぎ村。村の中央を御手洗みたらし川が貫流し、集落は河口に発達する。室町中期には鹿島神宮の海の玄関として津が発展したらしく、応安(一三六八―七五)の海夫注文(香取文書)には「大ふなつ 鹿島知行分」とあり、鹿島氏が津を統轄していた。また延徳四年(一四九二)七月二五日の種徳寺住持伊叟祥訓寄進状(根本寺文書)にも「大船津川端大田一段大 年貢一貫之処」とみえ、大船津の一部が根本こんぽん寺へ寄進されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む