大船C遺跡(読み)おおふなしーいせき/おおふなCいせき

知恵蔵 「大船C遺跡」の解説

大船C遺跡

北海道函館市で1996年に見つかった、約5000年前(縄文時代中期)の大集落遺跡。長さ9m、深さ2.4mもある「地下式」ともいえる巨大な竪穴住居など92棟を始め、蒸し焼きにして食べた残りらしいクジラの骨、マグロオットセイなどの骨約2000点が出土した。木の実をすりつぶす石皿青竜刀形石器など豊富な遺物もあり、注目されている。

(天野幸弘 朝日新聞記者 / 今井邦彦 朝日新聞記者 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android