大船C遺跡(読み)おおふなしーいせき/おおふなCいせき

知恵蔵 「大船C遺跡」の解説

大船C遺跡

北海道函館市で1996年に見つかった、約5000年前(縄文時代中期)の大集落遺跡。長さ9m、深さ2.4mもある「地下式」ともいえる巨大な竪穴住居など92棟を始め、蒸し焼きにして食べた残りらしいクジラの骨、マグロオットセイなどの骨約2000点が出土した。木の実をすりつぶす石皿青竜刀形石器など豊富な遺物もあり、注目されている。

(天野幸弘 朝日新聞記者 / 今井邦彦 朝日新聞記者 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android