大衆免新町(読み)だいじゆめしんまち

日本歴史地名大系 「大衆免新町」の解説

大衆免新町
だいじゆめしんまち

[現在地名]金沢市森山もりやま一―二丁目・東山ひがしやま三丁目・小橋町こばしまち

大衆免町の北西に広がる地域で、縦横に延びる通りに沿う町。続漸得雑記(加賀藩史料)の元禄三年(一六九〇)大火の記事に町名がみえ、同九年の書上(「片岡孫作筆録」加越能文庫)には地子町とある。享保町絵図によると町域は文政六年(一八二三)に町立てされた平折ひらおり町・立川たつかわ町・上牧かみまき町・中牧町・下牧町の町域に一致し(「又新斎日録」加賀藩史料)、その後の史料に町名はみえないため、このとき分割し、町名も消失したと考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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