大足(読み)オオアシ

デジタル大辞泉 「大足」の意味・読み・例文・類語

おお‐あし〔おほ‐〕【大足】

大きな足。足の裏の広いこと。「ばかの大足
歩幅が大きいこと。おおまた。「大足で歩く」
田下駄たげた

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精選版 日本国語大辞典 「大足」の意味・読み・例文・類語

おお‐あしおほ‥【大足】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 大きな足。特に、足の裏が広いこと。
    1. [初出の実例]「馬鹿の大足(オホアシ)も厄介だのう」(出典西洋道中膝栗毛(1874‐76)〈総生寛〉一四)
  3. 大きな歩幅で歩くこと。大また。
    1. [初出の実例]「vôaxini(ヲウアシニ) アヨム モノ」(出典:羅葡日辞書(1595))
  4. ( 「足」は足駄をいう ) 泥田で用いる板製の大きな足駄。田下駄

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改訂新版 世界大百科事典 「大足」の意味・わかりやすい解説

大足 (おおあし)

田植前の代(しろ)踏みや肥料としての稲わらや草を踏むのに用いる田下駄の一種。大きなアシイタ(足板)のなまったものであろう。長さ50~120cmくらいの枠の中央に足をのせる板(足板)があり,端につけた縄を持って上下させ,中桟(なかざん)により土塊を小さくしたり草を田の中へ押し込む。枠型,箱型,輪かんじき型などの種類がある。弥生時代後期の登呂遺跡からも大足の足板が出土しており,当時田植が行われたとする説もある。代作りの道具として1955年ころまで使われた。
田下駄
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「大足」の意味・わかりやすい解説

大足
おおあし

田下駄(たげた)の地方名の一種。おもに田の代踏(しろふ)みに用いる枠型で大形の田下駄をさす。

[編集部]

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