日本歴史地名大系 「大里古墳群」の解説 大里古墳群おおざとこふんぐん 徳島県:海部郡海南町大里村大里古墳群[現在地名]海南町大里海部川河口に広がる砂洲上に位置する古墳群。七基からなると報告されているが、現在二号墳(県指定史跡)のみが旧状を止めている。一号墳は昭和七年(一九三二)の遺物の出土時の記録から、主体部は粘土槨を有する木棺直葬とみられている。出土遺物は耳環四・管玉二・切子玉三・丸玉四・鉄鏃四・須恵器二七点余などで(うち一部は海南高校の保管)、須恵器には若干の時期幅が認められるものの、六世紀末と推定される。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by