海南町(読み)かいなんちよう

日本歴史地名大系 「海南町」の解説

海南町
かいなんちよう

面積:二〇九・二二平方キロ

県南部、海部郡の西部に位置する。南東部は太平洋に臨み、東は牟岐むぎ町、南は海部町・宍喰ししくい町、北は那賀なか上那賀かみなか町・木頭きとう村、西は高知県安芸あき馬路うまじ村と接する。北部に鰻轟うなぎとどろき(一〇四六メートル)吉野よしの(一一一六・三メートル)うけヶ峰(一〇〇九・一メートル)など、西部に金瀬かなせ(一一四七・三メートル)湯桶ゆとう(一三七二メートル)貧田ひんでん(一〇一八・五メートル)など、東部に胴切どうぎり(八八三・六メートル)矢筈やはず(八〇〇・六メートル)入道にゆうどう(五三二メートル)、南部に西にしヶ峯(九二三メートル)小谷こだに(六七九・九メートル)などの山嶺がある。北部のほぼ中央を南流する海部川小川谷おがわだに川・柿谷かきたに川・穴瀬谷あなせだに川・笹無谷ささみだに川などを合せ、海部町境を通って大里おおざと地区で海に注ぐ。これらの河川流域は東部の伊勢田いせだ川を含めて、大里のほかは狭小で、平野部が少ない地勢となっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android